先日、かなり高齢者の集うディスコに行った。

40代から50代が大半だった。

そんな中で、若くイケメンなAさんから不思議な話を聞いた。

「逆ナンされたんですよ。正直タイプじゃなかったのですが、

そのおばちゃんの友達からしつこく、一緒に踊ってくださいと頼まれて……

しょうがなく、踊ったんですよ。それからその女性が主婦であるにも関わらず『先日彼氏? と別れちゃったから

淋しい』とどうでもいいような告白してきたんですね」

こんなところで遊んでるおばちゃんならではの倫理観と

納得しながら話の続きを聞いた。

「Hがしたいというので、近くのマンガ喫茶に行ったんです。個室に入るなり、ヤルキマンマンなおばちゃんは上着を一気に脱ぎ捨てたんです。そんで

期待通り! 重力に負けた乳房がダラリ、げんなりしまた。

そしておばちゃんは、両腕を上げ、干し葡萄のような乳首を晒し、ワキを指差しながら『舐めて』と誘ってきました。

大胆だなと思いました。顔はタイプではないがヨーロピアン風なルックスは色っぽいんですよ。

もちろん要望どおりワキをベロベロ舐めたんです。すると甘くて優しい匂いにウットリしました」

話を聞いて一瞬おぇーっとなったが、ワキからそんな匂いがするのかと不思議に思った。

「癖になりそうな匂いでしたよ。とにかく甘い匂いでした。でも、それから異変が始まったんです」

急に好色そうなAさんの顔が真剣になった。次の日から、あのおばちゃんの甘いワキの匂いが漂うごとに

不幸が起こるというのだ。その場にいないのにも関わらず。匂いが漂う。

「仕事中に、あの匂いが漂うとクレームの電話が鳴ったり、FXで200万損したり、財布を落としたり……」

そんな話をしていたAさんだが急に席を立ち上がった。

「すみません、用事思い出しちゃって」

その瞬間、Aさんは急に倒れだし、椅子に頭を思いっきりぶつけた。

そして何とも言えない甘い匂いが漂ってきた。 

すると、フロアーにこっちを不気味に伺いながら微笑むヨーロピアン風のナイス熟女を発見した。

彼女か!?  私は恐ろしくなってそのクラブを飛び出した。