韓国のアイドルグループKARAが11月24日、兵庫県・神戸ワールド記念ホールで行われたライブで、2度目の日本全国ツアーを打ち上げた。ステージでは、新曲「フレンチキス」のほか、2枚目のシングル「ジャンピン」など27曲を披露。リーダーのギュリは、「みなさんがいるから、毎回頑張れました!愛しています」と感謝。スンヨンは、「今日のステージ終わらないといいですね。ステージ裏でも、今でもまだ終わらなければいいのになあと思いました。熱くて、楽しい、記憶を一生忘れないようにこれからも頑張ります」とあいさつし涙。ラストは5人が横並びし、集まった7000人から大きな拍手を受けていた。

10月8日、神奈川・横浜アリーナから始まったツアーは、二コルが所属事務所との契約を更新しないことなどが明らかになり、分裂・解散の騒動の中で幕を開けた。5人体制の見納めかと心配するファンは、メンバーに思いを届けたいと、アンコールの「今贈りたい、『ありがとう』」の歌唱の際、客席から「WE(ハートマーク)KARA」と書いた大きな垂れ幕を掲げた。ステージ後方のビジョンではファンからのメッセージ映像も流され、感極まった5人は号泣。来年4月以後のグループ活動について未定としているジヨンは「みなさん知っていたのですか? サプライズですね! ありがとうございます」と呼びかけ、ほほを伝う涙をぬぐった。超満員のファンは、終演後も会場に残り大きな声援を送り続けると、メンバーが再登場。スンヨンは「本当にアンコールは最後ですよ! 本当にありがとうございました」と何度も頭を下げていた。

約1年半ぶりの全国ツアーは7都市14公演で12万人を動員。高い人気を見せつけた。脱退がうわさされるニコルは「最後のコンサートですよね。大切な思い出をありがとう…。つらいこともあるけど、みなさんを見て、歌いたい理由、踊りたい理由を思い出しました」とコメント。同じく脱退を危惧されるジヨンも「元気をいただき、本当にありがとうございます。私は本当に幸せです。今日のことは絶対忘れません!」と涙した。

11月27日にはベストアルバム「BEST GIRLS」とシングル「フレンチキス」を同時発売する。