ZARDの名曲「負けないで」が4月に採用される高校英語の教科書「MY WAY English Communication II」(三省堂発行)の中に、「An Encouraging Song」というタイトルで掲載されることが分かった。曲とともに歌詞を書き下ろした坂井泉水の経歴なども紹介される。

教科書の中で「負けないで」は、1995年に起きた阪神淡路大震災や、2011年の東日本大震災の際、多くの人を支えたと紹介。1994年に選抜高等学校野球大会のテーマ曲に起用されたことなども掲載されている。教科書は2月の時点で、全国約400の高校で採用されるという。

発行元の三省堂は「16歳から18歳という高校時代は、受験、友人関係、家庭、クラブ活動のことなどで悩むことも多い年代。このような時に、自分の心に希望や勇気を与えてくれる大きな役割を果たしてくれるものの一つが、音楽であり、歌です。『負けないで』は、約20年間色あせることなく、今もって若者の間で、“人生の伴走歌”として歌い継がれている。『ことば』が持つ『魔法の力』に触れることで、多感で悩み多い高校時代を強く乗り切っていって欲しい」としている。