「男には、あえて針を踏ませる」

今回は、女医の西川史子先生から、恋愛テクニックを学びましょう。

このテクニックは、TVで西川先生が発言していたのですが、
聞いた時は「深い!」と思わず感心してしまいました。

発言当時は、「男ができない傲慢女」キャラでいじられていた西川先生でしたが、
プライベートではちゃっかり愛を育み、幸せな結婚発表。

それも、このテクニックを用いていたのであれば、頷けます。

では、西川先生はどんなテクニックを話していたのでしょうか。

 と、その前に……

 ここで問題です。

「床に一本の針が落ちています。
あなたの彼氏(もしくは意中の男性)は、それに気付いていない様子です。
しかし、彼が立ち上がれば、針を踏んで怪我をすることになりそうです。
あなたはどうしますか?

針があるから気をつけるようにと、彼に注意しますか?
それとも、彼が針を踏まないように前もって拾ってあげますか?」

西川先生はこう言いました。

「針のことは知らない振りをして、彼に針を踏ませた方がいいのだ」

一体なぜでしょう?

それは、、、

針を踏ませて、怪我をした彼に、
「大丈夫? 消毒しなくちゃ。私、絆創膏持ってるから」
と、あれこれ介抱してあげた方が喜ばれるからです。

男性ならずとも、痛い目にあったり、辛いことに直面した時、
甲斐甲斐しく手を差し伸べてくれた相手には、
思わず恋心を抱いてしまったり、この人を失いたくないと思ったりしませんか?

針があるから気をつけるように言うのは、最初はそれも感謝されるかもしれませんが、
回を重ねるごとに有難みを感じてもらえなくなり、お節介扱いされてしまいます。
そればかりか、恋愛対象から除外され、母親の代理的存在に成り代わってしまうようです。

また、前もって針を除外してしまえば、その男性はそこに針があったことすら知らないままです。
一見、気の利く女性のように見えますが、それに気付いてもらえなくては意味がありません。

だから、自分の功績や魅力を最大限にアピールするには、
男には針を踏ませるくらいの方がちょうどいいというわけです。

「大丈夫?」と心配してくれる優しい女性。
「消毒しなくちゃ」と介抱してくれる思いやりのある女性。
「絆創膏もっているから」と気の利く頼れる女性。

この行為を計算高いと思いますか?

私は、「さすが、聡明な西川先生!」と、目から鱗でした。
この話を聞いていた明石家さんまさんも、「ほぉ~」と感心していたので、
男性からの理解も得られるテクニックのようです。

おわかりのこととと思いますが、
もちろん、この「針を踏ませる」という行為は例え話に過ぎません。

つまり、転ばぬ前の杖としてあれこれ世話を焼く女性よりも、
転んで痛い目にあってから力になる女性の方に、
感謝と魅力を感じてもらえるというわけです。 

そのような状況がなかなか訪れない場合には、
自らそっと針を置いてみるのも一つの手かも…?!

さすがにそれがバレたら、男性はドン引きでしょうけど…(笑)