人気アイドルグループ「AKB48」が2月18日、埼玉・所沢市の西武ドームで全国握手会イベント「『誰かのために』プロジェクト」を開いた。イベントは東日本大震災被災地支援も行っており、握手会イベントでの募金やCD販売収益の一部である総額5億8525万9888円を、日本赤十字社を通じて寄付することを詰めかけた約1万3000人のファンに発表した。

 イベントには多田愛佳(17)、小嶋陽菜(23)、指原莉乃(19)、篠田麻里子(25)、高城亜樹(20)、前田敦子(20)、板野友美(20)、大島優子(23)、峯岸みなみ(19)、宮澤佐江(21)、横山由依(19)、河西智美(20)、柏木由紀(20)、北原里英(20)、渡辺麻友(17)、島崎遥香(17)の全16人が出演。被災地訪問について柏木は「私たちの歌やダンスで、感謝の笑顔をたくさん見ることができて、行ってよかった」、大島は「被災地のみなさんが快く笑顔で迎えてくれて、さらには『頑張ってね』と励ましの言葉をいただいて、逆に励みになりました」、前田は「一人でも笑顔になっていただけるなら、ずっと続けていきたいことですし、これからも歌を歌い続けてみなさんに笑顔を届けていきたい」、篠田は「こうやって支援することによって東北の震災を忘れず、みなさんと一緒に意識を高めて支援していきたい」とそれぞれに思いを語った。

 ステージでは「会いたかった」「Everyday、カチューシャ」「フライングゲット」「風は吹いている」などを熱唱。最後に2月15日に発売し、出荷枚数150万枚を突破した25枚目のシングル「GIVE ME FIVE!」をバンドの生演奏で披露。大島は「みなさんの応援のお陰で、オリコン・デイリーチャートで1位を獲得することができました」と感謝していた。