先週6/16(土)&17(日)、そして6/23(土)&24(日)。
たった4日間ではあるがアリス十番にとって結成以来、最も意味のある4日間11公演!川崎を入れると12公演の弾丸ツアー最終日を、滋賀県は石山にある大ホールライブハウス『U★STONE』で締めくくる事となった。

琵琶湖ほとりでのコメント撮りと小休止を終えU★STONEに到着。
外からロビーが少し見えるのだが、遠征組の姿もチラホラ。ライブハウスが近づくにつれ緊張し始めていたメンバーの顔に少しの安堵感が出ていたのを私は見逃さない。

スタッフは出番前にステージチェックするのだが、U★STONE、今のアリス十番にとってステージもキャパも大き過ぎる。お世辞にも満席とは言えないこの状況で彼女達がどのようなパフォーマンスを披露するのか期待している自分が居る事も事実だ。

【本番前のストレッチ&ミーティング】

時間は止まらない。御馴染みのSEでアリス十番初遠征ツアーFinal公演スタート!
【U★STONEの広いステージ】

【ツアーラスト高速走!!速いw】

【ツアーラストDive!!】

【遂にラスト「夏だね☆」】

【遠征ラストボート遊覧】

「夏だね☆」も残り僅か。広いステージに負けないよう、小さな身体を少しでも大きく見せようと、必死に腕を大きく伸ばし、精一杯ジャンプし声を出すメンバー(風子&雷子もw)。それに対し「自分達もツアーFinalだ!こっちも負けらんない!!」と、スピーカーからの大音量にかき消されても声を枯らしながら声援を送り続ける遠征組の熱さに胸が締め付けられる。

この芽生えて行く一体感に感化され、次第にU★STONE内の観客も盛り上がり始めた。ふと2F観覧席を見ると、関係者達も腕を上げて盛り上げていた。
【心からのありがとう】

メンバーがステージから去った後、いつもの光景が。遠征組が地元のファンや観客に対し「ありがとうございました」と丁寧に声を掛けている。色んなステージが有ると思うが、他の観客に場所を空けてもらい、メンバーがケガをしないようにダイブを受け止め、メンバーを落とさないようにボートで練り歩く。異端児扱いされてしまうこのパフォーマンスを認めてもらおうと、メンバーの為にファンが率先して協力し、礼儀としてお礼を言って廻る。
何故そこまでするのか?などと一般紙のインタビューのような野暮な事は聞くまでもない。
彼女達のライブを観て欲しい。
終演後に『やっぱアリス十番だね!!』という声が聞こえるはずだ。

ライブ終演後の物販タイムで、遠征組や新たなファンと会話をしている彼女達のいつもと少し違う、安堵感からか肩の力が抜けたナチュラルな笑顔に心奪われ、写真を抑えるのを忘れたのは内緒だ。
物販がいつもより時間が長くかかったが、スタッフが裏でライブハウスの関係者にちゃんとお礼を言っていたのも忘れない。

基本的な事が基本的に行われているライブハウスシーンでは至極普通の光景だが、それを理解していない若いアーティスト達の多い事よ。アリス十番メンバーも、スタッフから徹底的に教え込まれ、忘れた場合はこっぴどく怒られている。
初遠征ツアーでは、時間に追われ忘れがちな事も多々あったが、その都度メンバー間で気持ちを一つにしフォローし合っている姿にたくましさを感じた。
荷物を機材車に詰め込み、雨の中で束の間の反省会。
正直「雨降ってるし後でも良くね?」と思ったが、ライブを終えた直後の今だから、やりたかったメンバーから交互に意見を言い合う。
そしてメンバーから、いつも傍にいるスタッフに対し今ツアーのお礼を。
それこそ東京戻ってからでも良いのでは?と思ったが、まっすぐな気持ちは抑えられないアリス十番。

やっと(笑)車に乗り込み帰路につく。
ライブハウスが見えなくなると突然メンバーが『遠征組に拍手』!
社内に拍手が響きわたる。ステージでお礼も言ったし物販でもお礼言ったけど、
この拍手で、初遠征ツアーの締めにしたかったと語る。
『夢に向かって皆で1つになる』
初めての行為に照れているメンバーの笑顔が印象的だった。

高速道路走行中、車内で泥のように眠っているジェイソンマスクのプリンセス達に、筆者からも小さな拍手を。
お疲れ様でした。

【アリス十番】 Official Web Site

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★取材協力/素材提供:アリスプロジェクト