世紀の大傑作の裏側は想像を絶するものだった。

監督のこだわりから発生するトラブル。

スタッフは相次いで辞めていき、監督を非難するTシャツを着て

反抗する始末。さらに難解さ故、多くの大事なシーンがカットされ

いびつな編集から作品は大きく歪められた。

おまけに、興行は振るわず大失敗に終わる。

だが、地獄のような顛末から時を経て、ディレクターズカット版が

発売され多くのファンを獲得する。

この経緯から我々は多くのことを学ぶのだ。

大予算、多くの人間の夢を託された作品には多くの

犠牲が伴い、それを乗り越えた人間のみ

その業界で成功するのだということを。

参考:ドキュメンタリー  「デンジャラス・デイズ:メイキング・オブ・ブレードランナー」