警備員をしているAさんからの話である。
Aさん(49歳)は以前大手企業の重役を努めていたが、
倒産により、突如無職になってしまった。
再就職をするべく頑張ったのだが、書類も通らない。
困ったAさんはコンビニ等のバイトも受けた。だが、まさかの不採用。
落胆したAさんは、最後の仕事! として警備員を選択し、面接に臨んだ。
実直な性格なので即採用となり、1週間の研修後、晴れて警備員になることができた。
「これで、妻子が養える」と幸せ気分もつかの間、すぐさま不快な出来事に。
なんと支給された制服は臭かったのだ。血とワキガが混ざった匂いというのであろうか、とにかく暗雲立ち込める。
「これで、文句言って仕事入れてもらえなかった嫌だな」そんなことが頭をよぎり
文句も言わず受け取った。
そして、現場初日、不幸がAさんを襲った。
続く