ノーベル賞にちなんで文豪・川端康成の不思議なお話。

1953年(昭和28年)4月に「中央公論」で発表された「無言」をご存知だろうか。

この短編は心霊スポットとして有名な小坪トンネルを題材にしている。

発表されたのが1953年(昭和28年)4月であり、川端康成が自殺を図ったのは1972年(昭和47年)4月である。

偶然にも同月に亡くなっている。

さらに発表から19年後という19という数字。

ここから恐るべき言葉が浮かび上がってきた。

4と19。すなわち“死(4)に逝く(19)”である。

単なる偶然なのであろうか。

川端康成集 片腕  文豪怪談傑作選(ちくま文庫)