Hope And Live ~2013 アキバ☆エンタメマラソン 2013年大会

 9月8日(日)、皇居を舞台に、数多くのアイドルたちも参加したHIV/AIDS治療のためのチャリティーマラソン大会「Hope And Live~2013 アキバ☆エンタメマラソン 2013」が開催された!! 2020年のオリンピック開催地が日本に決定した、記念すべきこの日。本大会には、沢山のランナーがエントリー。急遽ゲストランナーに、オールナイトニッポン0 (ゼロ)のパーソナリティも務めるビジュアル系バンドNoGoDの団長、俳優の小川洋平、そしてアイドルのBABY FACE、海藤ウイらも追加発表され、ひと味違う華やかなマラソン大会となった。
 

 HIV/AIDSの正しい認識や治療のための支援活動などを軸に据えた、HIV/AIDS全般に対する啓蒙活動を行っている団体「JoinLife機構」。同団体が、8月に行った「HopeAnd Live ~ HIV/AIDS治療支援ベネフィット・コンサート2013」に続き、9月8日(日) に、皇居周辺を舞台にしたHIV/AIDS治療の支援も兼ねたチャリティ・マラソン大会「Hope And Live~2013 アキバ☆エンタメマラソン 2013」を開催した。

この日、上空はやや多い雲におおわれ、ときおり小雨が降ったりと天候が危ぶまれたが、マラソン開催時間中は大雨が降ることはなく、スタート地点となった桜田門時計台下には、ゲストランナーを含む多くの市民ランナーたちが参加した。第一回目となった本大会では、「10Kmコース(皇居2周)」と「5kmコース(皇居1周)」と二部門を設置。参加者たちの中には、配布されたチャリティーTシャツ姿に着替えたランナーたちも多く、このマラソン大会を一つのイベントとして楽しもうとしていた姿が会場内のアチコチで見受けられた。

 開会式では、この大会を支えてくる島村宣伸名誉会長(財団法人日本プロスポーツ協会会長)が、「歩いても良いから、楽しんで参加していただきたい」と述べ、川阪進治会長らの挨拶を始めとして、この大会に参加や協力してくれた人たちが登壇。参加することが募金活動へ繋がることもあり、イベント自体を楽しむ意識で参加している人たちも多く見受けられた。中には、川内鮮輝選手(世界陸上ランナー川内選手の実弟)や砂田貴裕選手(ウルトラマラソン世界記録保持者)、さらに、猫ひろしなどの実力アスリートも参加しているとあって、彼らと競いあうことを楽しみにしている健脚たちも少なからずいたようだ。このイベントの企画者でもあるHALの「マラソンを通して仲間を繋ごう」という思いを参加者全員で共有。みんなで想いを一つにしながら、善意の輪が広がるようにと、それぞれがスタート地点にと足を運んでいった。

開会式には、ランナーを代表して、猫ひろし、宇野けんたろう(げんきーず/吉本興業)らが登壇。「カンボジアから来た外タレ、猫ひろしです。前回、オリンピックの代表を目指しましたが、今はただのカンボジア人です。今日は元気が出る走りをしたいと思いますので、よろしくお願いします。マナーを守って一緒に走りましょう! 」(猫ひろし)と述べたのに対し、「この小さいカンボジア人に負けないように頑張りたいと思います」(宇野けんたろう)と、大会に向けた挨拶で笑いを誘う一幕もあった。
   

タイトルに「アキバ☆エンタメマラソン」と名付けたように、この大会には、数多くのアイドルやアーティスト、芸人たちが参加。
 大会は部門別に開催され、12時半に最初のひと組がスタートした。「10kmの部」には、猫ひろし(ワハハ本舗)や川内鮮輝(ランナー/世界陸上・川内選手の実弟)、「Hope And Live~2013 アキバ☆エンタメマラソン 2013」の大会制作統括プロデューサーでもあるM高史が参加。スタート地点には、アイドルも激励に駆けつけ、みんなで大会を盛り上げようという姿勢が感じとれた。スタートの合図と同時に、力いっぱい走り出した姿も印象深く目に飛び込んできた。
「5kmの部」には、姫carat、PPP!PiXiONをはじめとする数多くのアイドルたちがランナーとして参加。仲良くゴールへ駆け込む姿やステージ同様、額に汗流しながらも笑顔を忘れず走っていた姿も、眩しく視界に映し出されていた。またマラソンとは無縁にも思えるヴィジュアル系バンドのメンバーたちも、今回の大会に積極的に参加した。

「10kmの部」では猫ひろしが「にゃー!」とスタートを明るく盛り上げ、先頭ランナーとして1周目を快走。川内選手もそれに続いたが、ゴールである桜田門に最初に姿を現したのは、猫ひろしではなく、川内選手であった。猫ひろしは途中、コースを外れ追い越された模様。悔しいとマスコミの取材に応じた。
 続く、14時すぎにスタートした「5kmの部」では、颯爽とかけぬけるヴィジュアル系バンド、Awakeのメンバーらに続き、アイドルらもゴール。観客の激励を受けながらコースを楽しんだ。続いて「10kmの部」で完走したばかりの宇野けんたろう(げんきーず/吉本興業)が再び「5kmの部」でマラソンに参加。アイドルを筆頭に、「みんなでマラソンを楽しもう」という様子が伺える雰囲気の良い大会となった。優勝者と大差をつけて最後まで駆け抜けるヴィジュアル系バンドのランナーの姿も、この大会ならではか。
 

 閉会式では、一般ランナーふくむ表彰式が男女部門別に行われ、その成果にあたたかい拍手が贈られ、用意された商品とトロフィーが次々に手渡された。エンターテイメントな舞台で活躍するランナーたちからは、「明日カンボジアに帰ります」と賑やかに閉会式が行われるも、「この先、10回と言わず20回、30回とイベントが続くように支えてもらえたら」と真剣な想いも伝えられた。

華やかさと楽しさを味わいながら。同時に、参加することでHIV/AIDS治療へ貢献するという意義を覚えながら、第一回目となった「Hope And Live~2013 アキバ☆エンタメマラソン 2013」は幕を閉じていった。この大会に参加した人たちの、完走したことでの満足感のみならず、その後のイベントも含め、参加したことで満面の笑顔を浮かべていたことが、何よりも印象深かった。
 

★大会詳細
HP http://hopeandlive.com/marathon/

【企画名】Hope And Live~2013「アキバ☆エンタメマラソン2013年大会」
【主催】Hope And Live ~ HIV/AIDS治療支援ベネフィット・コンサート2013実行委員会
【場所】9月8日 皇居、桜田門(1周5km)
【競技種目】10kmの部、5kmの部
【表彰】各部門 男女上位3位
【参加費】3,500 円(大会ゼッケン、HALチャリティーTシャツ配布)
【対象】一般参加、プロフェッショナルトレーナー監修、マラソンランナー、アイドル、タレント他
【ゲスト出演者】猫ひろし(ワハハ本舗)/М高史(エンタメステージ)/宇野けんたろう(げんきーず/吉本興業)/川内鮮輝選手(ランナー/世界陸上、川内選手の実弟)/西田隆維選手(西田ランニングくらぶ代表)/砂田貴裕/姫carat/放課後プリンセス/PPP!PiXiON/Honey Squash/CANDY GO! GO!/メグリアイ/BABY FACE/海藤ウイ/asfi/Winning Girls/チャッキーズ∞インフィニティ/糸山千恵/星咲くるみ/Eru.(Awake)/団長(NoGoD) / 小川洋平 /ゴンゾー

【協力】チッタワークス/Entertainment Consulting
  Act Against AIDS AAA運営事務局
  株式会社エム・ケイ・ツー
  NPO法人 ジャパン・スポーツボランティア・ネッツ
  (株)ジャパンウノ
  一般社団法人日本音楽事業者協会
  一般社団法人日本音楽制作者連盟
  一般社団法人ヘアメイク協会
【後援】厚生労働省
  認定 特定非営利活動法人 日本文字文化機構
  特定非営利活動法人 Point Green 推進環境会議
【寄付先】独立行政法人国立国際医療研究センター