米米CLUBのサックス奏者・フラッシュ金子が4月4日、自身の公式サイトで「職業性ジストニア」を患っていることを公表した。金子は「長年サックスプレーヤーとして活動してきた私ですが、実は今現在、サックスを吹くことが出来ません。理由は病気です」と赤裸々に語っている。

発病は2005年の冬。日常生活には異常がなかったが、サックスを吹くと原因不明のふるえ、しびれの症状が出るようになった。米米CLUBが再結成を決めて間もない時期、原因が分からない異常に苦悩と困難の日々を過ごしたという。

金子は「一定の作業姿勢(私の場合はサックスプレイの姿勢)をとると、けいれんや硬直、ふるえが生じる『職業性ジストニア』という病気です。長年原因不明の難病とされていましたが、最近になって『脳』の機能障害及び、筋肉の反復運動による過剰な緊張によるものということが明らかになりました。この『腦』の病気は残念ながら簡単に治る病気ではないそうです」と告白。「サックスを吹くことが出来ないという現実を受け入れること、そしてみなさんにどう報告していいものやらと思案しているうちに数年の月日が経ってしまったことをお詫び申し上げます」としている。

今後については「これまで以上に、作編曲家として『音楽制作』に没頭いたしますし、間近に迫った米米CLUBのライブではキーボードとボーカルを中心に、何が飛び出すか分からないマルチプレーヤーとして思いっきりパフォーマンスしようと思っております」と前向きに語っている。