歌手の中森明菜がデビュー30周年を記念した記念盤「ベスト・コレクション ~ラブ・ソングス&ポップ・ソングス~」を7月11日に発売することが5月1日、明らかになった。1982年5月1日に発売したデビュー曲「スローモーション」から、井上陽水が曲を提供した「飾りじゃないのよ涙は」など34曲の名曲が収録される。価格はCD2枚組で2500円。
アルバムは中森が持つ「静」と「動」をコンセプトに楽曲とセレクト。「静」をテーマにしたディスク1には、ラブソングが中心で「スローモーション」、「セカンド・ラブ」、「難破船」などをまとめた。「動」をコンセプトにしたディスク2は、「少女A」、「北ウイング」、「飾りじゃないのよ涙は」、「TATTOO」とアイドル期の曲から、アーティストへ進化した中森の躍動を感じられる1枚になっている。
中森は1981年7月にオーディション番組「スター誕生」で山口百恵の「夢先案内人」を歌い、歴代最高得点で合格。翌年5月にシングル「スローモーション」でデビューした。持ち前の歌唱力で、2枚目のシングル「少女A」では初めてチャートトップ5位入りを記録。3枚目のシングル「セカンド・ラブ」では、チャート1位を獲得し、人気はうなぎのぼりとなった。1985年に「ミ・アモーレ」、翌年は「DESIRE-情熱-」で「日本レコード大賞」を受賞。1985年からの3年間は、レコードの年間トップセールス歌手として君臨。人気を不動のものにした。