新たなステージへ踏み出したRoyz。提示したのは、エゴイズム?!
Royzにとって初のホール公演となった、4月28日~29日の日本青年館を舞台に行われたライブ「Lost Tears」。この二日間は、アルバム『Lost Tears』を手にした全国ワンマン・ツアーのファイナル公演日。と同時に、Royzの持ち歌全 曲を二日間に渡って演奏する、Royz自身がこれまでの活動を一度集大成させゆく意味を持った内容になっていた。
そのツアーの最終日である、4月29日の本編後に告げられたのが、次なる、進化した姿を描き始めたRoyzからの嬉しいメッセージだった。
一つ目が、7月3日(水)に通算8枚目となるシングル『EGOIST』を4Styleで発売するという報告だ。
「みずからのワガママな欲望を抑えきれない、そんな痛い心の葛藤」。
Royzは、『EGOIST』に詰め込んだ悲痛な心の嘆きや叫びを、鋸の刃先のよう棘々とした鋭利な音に乗せ、剥きだしな感情のままに吐き出してきた。会いたくても会えない。しかも、けっして消えはしない、相手を求めたい強く痛い欲望。そんな”抑えきれない切ない心模様”を彼らは、赤裸々な感情のままにぶつけてきた。
ここまで感情をさらけ出してきたのは、今の彼らなりの振り切った攻めな姿勢を示すエゴイズムな姿勢があってのこと。みずからの感情を嘘なく音へ叩きつけてきたことは、今のRoyzの。そして、これからのRoyzの進むべき心の指針を、一つ明確に提示した答えとも捉えられようか。
もちろん、作品ごとに収録になるC/W曲たちと『EGOIST』を対比しながら聴くことで、自分たちらしい新たな一歩を踏み出そうとしてゆく、彼らなりの前向きな葛藤も見えてくる。むしろ、そこに生々しい姿が見えてくるからこそ、その行く先が楽しみにもなっていく。
二つ目の報告が、7月4日(木)に新宿BLAZEを舞台に行われるワンマン・ライブ「杙凪・公大生誕祭~派手髪パレード・混沌トシタ赤ト紫ノ円舞曲(ワルツ)~」だ。公大が7月3日生まれ、杙凪が7月5日生まれ。つまり、二人の誕生日前後に当たる日に、このバースデー・ライブは開催になる。タイトルに記された言葉をヒントに、どんな派手派手しい誕生日公演が行われるのか、楽しみにしていて欲しい。
三つ目が、“ガンバRoyz企画第6弾イベント武者修行”と題した
夏の全国ツアー『DIRGE OF EGOIST』。
今回、あえてイベント・ツアーをという形を取ることで、いろんなバンドたちと刺激交わし合う熱いライブを繰り広げてゆく場を、彼らは選択した。『EGOIST』を聴いてると、そんな期待をより強く抱いてしまう。在り来たりな言い方で申し訳ないが、どの会場も、外の暑さ以上に熱気支配する空間になることは間違いない。今からしっかり体力を付けておくように。
そして最後に。Royzは全国イベント・ツアー『DIRGE OF EGOIST』のファイナル公演として、9月23日(月・祝)のZepp Tokyoを舞台に「Royz Oneman Live『DIRGE OF EGOIST』」を行うことを決めた。Royzにとっては過去最大のキャパシティとなるZepp Tokyoでのライブとなるわけだが、今の挑戦的な姿勢が強い支持を得ていけば、けっして制覇できない会場ではないとも信じている。
さらに追加公演として、彼らの地元である大阪は松下IMPホールを舞台に、9月28日(土)に「『DIRGE OF EGOIST』~追加公演~~Royz 4th Anniversary ONEMAN LIVE~『4U』」を行うことも決定した。
4年前のこの日が、ちょうどRoyzが活動をスタートさせた日。そんな大切な日に、しかも、彼らが目標にしていた松下IMPホールでアニバーサリー・ワンマンライブを行えるのは嬉しいこと。何より、一番に喜んでいるのがメンバーたちなのは間違いない。この日のライブを通し、5人が、どんな進化/成長した姿を示してくれるのか?!ぜひ、楽しみにしていただきたいのと。出来ることなら、その姿を瞼へ焼き付けに行って欲しい。
まだまだRoyzの進撃のラッパは吹き続けている。彼らがこれから、どんな驚異となる姿へ変貌を遂げていくのか、楽しみに観ていてもらいたい。
TEXT:長澤智典
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