スチームガールズから川村虹花が卒業

突然の報告ではあったが、スチームガールズメンバー間では穏やかな空気が流れていた。
川村虹花は以前より【アリス十番加入】をずっと目標に努力してきたからだという。

そこで卒業式目前、本人に話を聞いてみた。

【TrendBox】
スチームガールズ卒業と言う事で、Prism、OZ、スチームガールズ、そしてアリス十番加入と歩んできた、
今だから言えるのでは?そんな事をお聞きしようかなと思います。と言う訳でストレートに聞きます。
OZ時代、イケイケでした?

【川村虹花】
 
・・・そう、ですね(笑)OZというユニットが決まった時に『センター誰ですか?』って聞いたら
スタッフさんも「虹花でしょ」て感じで、ダンス経験も少ししかなかったんですけど
「OZの中でも良い」って褒められてて、『センターは虹花しか居ないでしょ♪』て思ってました(笑)

【TrendBox】
そこで、アイドルとしての自覚やプライドも生まれたんですね。

【川村虹花】
OZはPrismと比べて人数が多いけど、その中でセンターになって、やっぱりセンター中心に見られるので、
人一倍練習しよう!って思いました。
けど、ある時「OZのセンター変える」「虹花より他のメンバーの方がパフォーマンス力が上がってる」って言われたんです。
しかも対バンイベントの時に楽屋で(笑) もうあの時はヤバかったですね・・・
家に帰ってからも泣いて泣いて落ちまくって、親に迷惑掛かるぐらいでした・・・

【TrendBox】
プライドとプレッシャーの中で気を張ってきたつもりだったけど、プライドの方が強かった、とか?

【川村虹花】
そうなんですかね・・・スチガが誕生して、センターが(亀田)伶央奈さん、って聞いたときは泣かなかったです。
伶央奈さんは経験もダンススキルも凄い!って認めてたから、ですね。

【TrendBox】
そして、OZ卒業!その日にスチームガールズ始動!の慌ただしい日がありましたね。

【川村虹花】
世界観も違うしメンバーも増えてガラリと変わったから、、、何だろ、、切り替えましたね。
スチームガールズになって、センターになって、アリス十番に入る!
その道しか考えなかったです。

【TrendBox】
しかし、亀田伶央奈~小柳朋恵がセンターでした

【川村虹花】
自分の中ではOZでのセンター交代の話より、
スチームガールズでセンター狙ってたのにポジションが下がった“方が凄い悔しくって、、、
メンバーが多い分、差が出るので挫折もいっぱいあったし、自分よりレベルの高いメンバーも居るから、
逆に今までなかった”闘争心“が芽生えました。

【TrendBox】
自分自身、変わったのでは?

【川村虹花】
もしOZの川村虹花のまま、スチームガールズのセンターになってたら、自分に甘かったと思います。
自分にダメなところがある、って気付けたのはスチガになってからですね。
OZの時は”自分が一番”って勘違いしてて、スチガではセンターでも無い、ポジションも下げられて、
『まだまだなんだ』って、、、『もっと努力してる人がいるんだ』って、やっと気付きました。
スチームガールズの、あのメンバー達だから色々言いあえたし、自分的にかなり成長できたと思います。

【TrendBox】
そのスチームガールズを、卒業します。伝えきれない思いはイッッパイ有ると思いますが、
言いたいこと、伝えたい事はありますか?

【川村虹花】
ん~~、、、やっぱり、、、メンバーのお蔭で成長できたし、支えられた部分もあるし、感謝してるし、
「なぁちゃん、アリス十番に入りたかったもんね」 「寂しいけど頑張ってね」って、
アリス十番に私が加入して良いのか不安な顔してたらそうやって応援してくれたり元気づけてくれたり・・・
スチガメンバー全員の想いを背負ってやってかないと行けないんだ!って思ってます。

【TrendBox】
昨日の友は今日の強敵(ライバル)。アリス十番に入ったら?

【川村虹花】
そうですね、スチームガールズがトリになる事が多かったので、私がアリス十番に入ったら、
アリス十番の方がトリが多くなるように頑張りたいと思います!

さて、8/3(土)卒業式当日、合間を縫ってリハーサルをする川村虹花だが、少し様子がオカシイ。
メンバーと離れて1人になると、突然、、、
 
『・・・・・やっぱり、、寂しいです、、、、、』
涙が止まることなく、密着ドキュメントも消え入りそうな位の声で泣きながら対応していた。

涙もひいて少しの時間が経過。川村虹花スチームガールズ卒業式が始まった。
卒業を祝う虹花推し、スチーマーたちも熱い。サイリュームの出迎えが凄すぎる
  
サイリューム、照明、スチームレーザーガンと最大級にコラボする場面は圧巻!

1曲1曲のパフォーマンス全てに気合が表現され、見るモノ、当然自分達も楽しんでいるように思えた
  

しかし、随所に見られる愛情と友情に、見ているコチラも目頭が熱くなる
  

しかしそれはファンの想いがあってこそ。
「青春宝石」では七色の風船を用意して、フロア頭上に舞わせる演出をプレゼント

卒業式ライブも後半「HIGH and LOW」。
スチームガールズではもう見られない、川村虹花&小柳朋恵のラップコンビパフォーマンス

小柳朋恵ソロ場面では、桜雪と川村虹花の、鼓動さえ揃ったと思わせる鏡のような佇まい

ラスト楽曲「destiny」。 落ちサビで、アリスアイドル全員&会場内全員による総ケチャ
  

卒業式ライブが終わり、ステージ上にはスチームガールズ。
締めっぽいお別れはイヤだとばかりに、なぜか汚い手書きの卒業証書に笑いが起こるが、
苦楽を共にしてきた小柳朋恵・佐倉梨杏からの手紙に涙が頬を伝う
  

『スチームガールズでした!』 全員で締めの挨拶をしたあと、1人残る川村虹花。
スチームガールズの象徴でもある”ガスマスク”と”スチームガン”を装着し、最後の噴射
  
役目を終わらせたガスマスクとスチームガンをステージに置くと、
17歳の川村虹花が笑顔で、虹色の照明の中に消えて行った。 しかし、、、
  

ステージ袖で、誰の目を気にする事無く号泣し、メンバーと抱き合っていた
  

終演後、誰も居なくなった楽屋裏で、スチームガールズ川村虹花として最後のコメントをもらった

【川村虹花】
 
思ったより涙が凄い出て来て、、、
メンバーが居ない所でも泣いてたし、気合入れでも泣いてたし、今日は泣きっぱなしでした(笑)
一日一日がすごい早くて、この間スチガとしてデビューした気がするような・・・
6月ぐらいにスチガ卒業・アリス十番加入って決まってからもホントに時間が過ぎるのが早くて、
あっと言う間に今日の卒業式が来て・・・
改めて、一日一日を大事にして行かないとな、って思いました。

【TrendBox】
スチームガールズは川村虹花にとって、まさに青春宝石でしたね(笑)

【川村虹花】
 
はい(笑)そうですね。
スチームガールズに居なかったら、もしかしたらもっとアリス十番加入が遅かったかも知れないし、
このスチームガールズでの毎日は間違いじゃなかったです。

【TrendBox】
卒業おめでとうございました。アリス十番で待ってます

【川村虹花】
 
はい、これからの川村虹花に期待して待っててください!

 

この翌日、アリス十番に川村虹花が加入し、新生アリス十番がスタートした。
と同時に、スチームガールズもセンターが交代した9人での新体制となり新たな道を出発。

今後の『仮面女子』達から目が離せない


川村虹花(アリス十番/ex.スチームガールズ)
生年月日:1995年12月26日
川村虹花 ブログ
川村虹花 Twitter
【アリス十番】オフィシャルサイト


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★取材協力/素材提供:アリスプロジェクト