「ぶっちゃけゴダールの映画ってよくわかないだよね」

とそんな声をよく聞きます。かくいう私もよく分かりません。

たしかにお洒落なのは分かります。

原色を多様した美術のポップさ、帽子を被りながら風呂につかり、タバコをぷかぷかおまけに

読書までしてしまう浮世離れした演出。面白いというかそれが映画的な面白さなのか疑問です。

何かアート講義を聴いているような居心地の悪さも感じます。

そんなもやもやを抱えているなか、先日映画の師匠にお会いしました。

そこでゴダールの面白さというところで語ってもらいました。以下師匠の言葉です。

ゴダール好きな気取った奴は嫌いだな。

ゴダール好きなナルシストは好きだぞ!

美しい音楽、セリフ、撮影それだけじゃ映画はつまらないと教えてくれたのが

ゴダールなんだよ。映画の為の映画っていうのかな。

もともと映画評論家出身なので映画を雑誌のように描いている感じなんだな。

映画はテーマに沿って描かれるけど、雑誌は特集によって書かれるでしょ。

だから、箴言や文学、絵画の引用も多いんだよね。

要は映画雑誌のライターから抜け出せなかった映画監督なんだ。わかった?

全然わかりません。それに、面白さも教えてくれませんでした。そんで、最後に師匠はこんな言葉で逃げたんです。

feeling  ふぃーりんぐだよ、ふぃーりんぐ。

うーん、もう師匠を軽蔑します、適当すぎる。

前置きが長くなっちゃったけど、この映画の魅力は

やはりBB。ブリジット・バルドーなの魅力かな。

それにあの「M」の大監督:フリッツ・ラングも本人役で出ております。

私にはこれしか、紹介できない。トホホ