POINT  OF VIEW 

極上の韓国サスペンス・スリラー

久しぶりに『映画』を楽しみました。 

映画の基本というと「一筋、二ヌケ、三動作」と言われますが、

その『筋』の面白さをとこととん極めたのが本作です。

やはり脚本が『セブンデイズ』(2007年)を手がけたユン・ジェグであって

意外性に富んだストーリーを堪能できます。

また脚本だけでなく演出も担当しており、

全編に漂う寂寥感は初監督作と思えないほど重厚的。

それを表現する、陰影に富んだカメラである「ヌケ」も文句なし。

「動作」である役者の圧倒的な演技力も見逃せません。

「犯人は刑事の妻?」予想を裏切る展開の中で明かされていく“シークレット”とはーーー

(c) 2010 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved

 

 

 

 

 

STORY 

妻が犯人であると疑いながらも彼女を守るためにあらゆる手を尽くそうとする夫(刑事)。そんな夫の行動をなぜか冷ややかに見つめている妻。 

因縁ある同僚や被害者の兄で組織のボスである男との駆け引き。ひとつの殺人事件をきっかけに予想を超えたそれぞれの“シークレット”が浮かび上がってくる。 

監督・脚本:ユン・ジエグ 

出演:チャ・スンウォン『拍手する時に立ち去れ』ソン・ユナ『ウェディング・ドレス』 

配給CJ Entertainment Japan 

8月21日(土)よりシネマスクエアとうきゅう他全国ロードショー